今日は少しだけ、愛する人のお話を🎵
- 山本将生

- 3 日前
- 読了時間: 5分
皆様こんばんは、山本将生です🍃
日中はもう夏日和と言っていい暑さになってきましたね☀️
ですが夜になると少し肌寒かったりして、相変わらず服装に悩まされる季節ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、実は今日5月18日は、僕にとって特別な日でして、
僕が最も愛している作曲家、Gustav Mahler の命日なんです。
こんな日に伝言板が回ってきてしまっては、もうこの愛を書かないわけにはいきませんので、今日は長めになってしまいますが、懲りずにお付き合いいただければと思います🙇♂️
マーラーという作曲家は、「交響曲」というジャンルで壮大な作品を数多く残した人なのですが…
正直、最初は「長い」「難しい」「何を言っているかわからない」「気難しい」と思われがちな作曲家かもしれません。
でも僕にとってのマーラーは、ただのクラシックの作曲家ではなくて。
辛い時も、迷っている時も、上手くいかない時も、不思議といつもそばにいてくれた人なんです。
落ち込んだ時に励ますような音楽でもないですし、「頑張れ!」と言ってくれる音楽でもありません。
むしろ、人の弱さや孤独や不安、どうしようもない気持ちまで全部そのまま音楽にしてしまったような人。
だからこそ、「自分だけじゃないんだな」と思わせてくれるんですよね。
大げさに聞こえるかもしれませんが…
こんなに美しい音楽を聴けただけでも、生まれてきた甲斐があったなと思うことがあります。
さてそんな命日にちなんで、今日の曲紹介は「マーラー特集」となります!
どうしても一曲には絞れなかったので、特に好きな四曲を🎶
まずは
【Rheinlegendchen】(ラインの伝説)
マーラーというと壮大で重厚、少し難しそうな音楽を想像する方も多いかもしれませんが、こんな可愛らしい曲も書いているんです。
恋人からもらった指輪をうっかりライン川に落としてしまい、その指輪が魚に飲み込まれ、巡り巡ってまた自分の元へ帰ってくる…
そんな童話のような、不思議で少し微笑ましい物語です。
この曲は『少年の魔法の角笛』という童謡や民話を集めた詩集をもとに作られていて、その世界観が僕はマーラーと本当によく合っているなと思うんです。
どこか少年のような純粋さや、素朴さ、不思議な空想の世界。
僕はマーラーという人も、とても繊細で純粋な人だったのではないかなと思っていて、こういう作品にはその人柄が自然と出ている気がするんですよね。
だから重厚な交響曲とのギャップも含めて、大好きな一曲です🎶
こちらは「リートといえばこの人」という存在、ディースカウの録音を🎶
次はドイツ歌曲の中で最も好きな曲ですね。
【Ich bin der Welt abhanden gekommen】(私はこの世に忘れられて)
題名だけ見ると少し寂しい曲に感じるかもしれませんが、「誰にも理解されない」「世界から見捨てられた」という曲ではありません。
世の中の慌ただしさや騒がしさから少し離れて、自分だけの静かな世界に身を置く。
そんな不思議な安らぎを感じる曲です。
マーラーの音楽は激しく感情がぶつかる作品も多いのですが、この曲は、その中でもどこか特別な空気を持っています。
落ち込んだ時や、なんだか少し疲れてしまった時に聴くと、
「ああ、自分には自分の大切にしている音楽や世界があるから大丈夫」
そんなふうに思わせてくれるんです。
誰かに元気づけてもらうというより、自分の中へ静かに帰っていくような感覚でしょうか。
だから僕自身の本質にも、どこか似ている曲なのかもしれません。
マイペースな自分にも合っているなーなんて最近は思ったりもしております😂
こちらは僕の敬愛する歌手小松英典先生の録音を是非、
この曲に関しては、僕の中ではもうこれ以上の演奏はないんじゃないかと思うくらい好きなんです。
初めて聴いた時の衝撃たるや…
まさか日本人が歌うマーラーが、この世で一番好きな演奏になるとは思いませんでした。
こんなに美しい歌を歌えるようになりたいなと、価値観を大きく変えた至極の一曲です。
そして残り二つは交響曲から。
【交響曲第6番と第9番】
様々な録音がありますが、僕は Claudio Abbado の振ったマーラーの交響曲が大好きでして、その中でも特にお気に入りなのがこの二つです。
軽い気持ちで聴ける長さではないので、ぜひゆっくり時間のある時に…笑
6番のAndante moderatoはとても思い出深い楽章で、幸せと悲しみ、なんともセンチな気持ちにさせられるんです。
9番はマーラーの完成させた最後の交響曲でありまして、もうどの楽章でもマーラーらしさがよく出ていて、僕が最も好きな交響曲です。
なにより終楽章の美しさたるや…
感極まって何度涙を流したことか。
死ぬ前に聴きたい、これを聴いて召されたいなーと思う程美しい。
言葉では言い尽くせないものがそこにはあると思います。
そんな第9番と切っても切れない場所があります。
この第9番は、南チロルのトープラッハにあるマーラーの作曲小屋で書かれた作品でして、湖と山に囲まれた本当に美しい場所なんです。
僕の人生で必ず行きたい場所の一つです。
ちなみにスマホの待ち受け画面はこの景色になっています📱
…と本当に今日は長々と語ってしまいましたが、本当はまだまだ、まだまだまだまだ書きたいことが沢山あります。笑
好きなものの話って、つい止まらなくなってしまいますね😅
誰にでも、「人生のどこかで出会えてよかった」と思えるものっていくつかあるとは思いますが、
僕にとって、その1つはマーラーとの出会いでした。
今回はほんの少しだけのご紹介でしたが、少しでも興味を持った方がいたら、是非1曲だけでも聴いてみてくださいね🎶
以上、山本将生でした🍃