2019年3月3日 今日はみどり市で初めてのコンサート。
ぜひフォレスタに来てもらいたいと呼んでいただいたとお話を伺い、とても嬉しい気持ちでした。ほとんどのお客様がフォレスタコンサートに初めてお越しいただいたそうです。
今日はホールでフォレスタのピアニスト4人の手を撮ってみました。
ピアニストでフォレスタ の編曲を担当していただいています小泉雄三さん、ピアノチーム石川和男さん、南雲彩さん、わたし山元香那子。4人の手です。
誰がどの手なのか皆様おわかりになりますか?
手の大きさも、指の長さも、厚さも、手の柔らかさも、全てが違う4人。出てくる音も奏でる音楽も違います。
よく番組を見ていただいて、だんだん誰が弾いてるか音色でわかるようになってきた!たまに映る手で誰が弾いてるかわかる!とご感想いただくことがあり、とてもありがたいなぁと感じていますが、十人十色、それぞれの良さがあるので歌はもちろんのことですが、ぜひピアニストの違いによる音楽の違いもお楽しみいただけましたら幸せです。
「月の光」や「アラベスク」など、よく知られている作曲家ドビュッシーも手の構造はみんな違うからという理由で『運指(=指遣い)は自分で探すこと』と述べられているのが有名ですが、フォレスタの楽曲も同じ曲を違うピアニストが弾くという場面が多々あり臨機応変に対応しているため、指遣いや書き込みが皆違っていて面白いのです。
たまに彩さんの持っている楽譜で弾いてみると、彩さんの書き込みの指遣いだとわたしはそれだと手が届かない!
とかそのアイディアはすごくいい!など、日頃からピアニスト同士でよりよいものにするためお互いに意見交換しながら音楽作りをしています。
また、余談ですが先程触れた作曲家ドビュッシーの交響曲「海」のスコアの表紙には葛飾北斎の版画作品「富嶽三十六景」の中の「神奈川沖浪裏」が使われています。ドビュッシーは日本のジャポニズムに影響を受けていました。
いいものはジャンルを問わずいいということですね♪
素敵だなと思う楽曲をちゃんと素敵にお届けできるようにピアニストチームも頑張ります!