言葉にしすぎない愛のかたち📖
- 山本将生
- 2 日前
- 読了時間: 3分
皆様こんにちは山本将生です!
昨日までは夏模様の暑さですっかりまいってしまっていましたが、今日はいくらか涼しく快適な気温で、気分がいい1日でしたね。
フォレスタコンサートも春シーズンが終わり、前半は残すところ残すはサロンドフォレスタのみとなってしまいましたが、いつもの雰囲気とは違う曲の数々、皆様にお届けできるようしっかりと仕上げて臨みたいと思います!
さて、以前山口百恵さんの記事を書いて以降、CDやレコードを集めたりとすっかり百恵さんファンになり果ててしまっているわたくしでございまして、

色々と聴きあさっているうちに、これまた以前載せた来生たかおさんが楽曲提供していた曲があることを知り、
聴いてみたところ、これがもう見事に刺さってしまいましたので今日はそちらの曲をおすすめさせてもらおうかと思います!
その曲は、「穏やかな構図」です。
最初に聴いたときは、派手さはないのに、じわじわと胸に染み込んでくるような印象でした。
何度か繰り返し聴いているうちに見えてきた景色を、今日は少しだけ綴ってみようと思います。
冒頭から一番の間は、“現実”の静かなひととき。
活字を追う眼差し、無口な仕草、
まるで彼女の存在を忘れたかのような、淡々とした空気。
それでも、その場に流れているのは冷たさではなく、
「この人は、いつもこうなんだな」という静かな受容のように感じられて――
そのやさしさが、なんとも言えず心に残るんです。
そして二番からは、彼女の中でこっそり思い描いている妄想といいますか“理想の構図”なのかなと思いました。
“突然好きだよと照れて言う”――
きっと現実の彼はそんなことを言う人じゃない。
でも、だからこそ夢に見る。
わかってるのに、期待してしまう。
そのいじらしさが、あたたかくて、どこか切なくて。
「暮らしましょう このままで」のあたりでは、リズムがふっと変わって、
この人がそんなこと言うわけないんだけどねっ(照)なんて思いながら、
彼女の心が妄想の中の甘いひとときに踊っているような――
音楽がそのまま彼女の気持ちになっているように思えてくる一部分。
そして最後の一言、「穏やかに」。
テンポがすっと落ちて、静かなエンディングへ戻っていくその流れは、
まるで音を立てず、そっと部屋を後にする彼女の姿が浮かんできちゃいます。
何気ない日常の一部を切り取った詩に、音楽、歌が見事に融合していて、なんとも素敵な曲だなぁ
……と、ここまで語っておいてなんですが、
これはあくまでも僕一人の、勝手な解釈です。
本当のところは、きっと百恵さんや来生さんにしか分からないものなのだと思います。
でも、だからこそ――聴く人の数だけ“構図”があるのかもしれません。

こんな穏やかで、言葉にしすぎない関係で寄り添えるような、
そんな関係性に、僕自身つい憧れてしまいますね
最近の百恵ちゃんブームの中でも、特に心に残っている一曲。
この場を借りて、皆さまにもぜひ聴いていただきたいなと思い、たくさん語ってしまいました。
ぜひ一度「穏やかな構図」皆様なりの構図を思い描きながら、聴いてみてくださいね!
以上、山本将生でした!