歌舞伎座へGO!
- 三宅里菜
- 5 日前
- 読了時間: 4分
皆さま、お元気でお過ごしでしょうか?本日の担当は三宅里菜です。
昨日の東京は、久しぶりの大雨。私も帰り道に降られてしまいましたが、なんとか間一髪で濡れずに帰宅できました☔️皆さまは大丈夫でしたか?ご無事を願っています。
さて、前回の伝言板の投稿に、たくさんの温かい反響をいただき、本当にありがとうございました。
驚きとともに、心から嬉しく思っています😊
その後日談として、素敵な出来事がありました。
なんと、高浜町郷土資料館の学芸員の方がその記事をご覧くださり、祖母への聞き取り調査をしたいと、はるばる嶺南の高浜町から、嶺北・三国までお越しくださったのです!
祖母の記憶をたどりながら、高浜で過ごした幼少期のこと、戦前・戦中・戦後の暮らし、そして町を離れるまでの出来事が丁寧に語られていきました。その場に立ち会った私も、まるで知らない国の話を聞いているような気持ちで、祖母の物語に耳を傾けていました。
「おもちゃなんて何もなかったけれど、毎日が楽しくてしかたなかった。貧乏だなんて思ったことは一度もなかったのよ。」

祖母がふと漏らしたその言葉に、胸がぎゅっとなりました。本当の“豊かさ”って、何だろうと改めて考えさせられます。
今回の聞き取りは、今後何らかの形で皆さまにも見ていただけるようになるそうです。その際には、またご報告させてくださいね😊
さて、お話は変わり…今月は「観劇月間」と勝手に決めまして(笑)、仕事の合間に舞台をいろいろ観に出かけています。

昨日は、歌舞伎座で「七月大歌舞伎 昼の部」を観劇してきました!
なんと11時から16時まで、4演目を一気に堪能するという豪華な内容✨
演目はこちら👇
新歌舞伎十八番の内『大森彦七』
新歌舞伎十八番の内『船弁慶』
新歌舞伎十八番の内『高時』
新歌舞伎十八番の内『紅葉狩』
どれも約1時間ほどの作品ですが、笑って、驚いて、うるっとして…まさに感情のジェットコースターのような4時間でした。
そしてこの「十八番(おはこ)」、言葉としてはよく使いますが、歌舞伎にその起源があることをご存知ですか?
🎭 「十八番(おはこ)」とは?
江戸時代、七代目市川團十郎が、市川家の得意演目を「十八番」として選定したのがはじまり。力強く、迫力のある“荒事”の演目が中心で、『勧進帳』や『暫』なども含まれています。
そこから転じて、「その人の得意技」や「お家芸」を指す言葉として、日常にも広く使われるようになりました。「カラオケの十八番」なんて表現も、実は歌舞伎からきているんですね。
ちなみに今回の席は、なんと花道すぐ横の「神席」✨花道で怨霊の姿になった團十郎さんと、目が合った……気がして(笑)、今年はきっと良い年になると信じています!💓
また今回はじめて、團十郎さんの女方姿も拝見しました。
大柄な姫でしたが、お顔立ちの美しさが際立っていて、どこか西洋的でもあり、息を呑むほどの存在感でした。
その姫が、鬼の姿へと変わる瞬間には、会場中から「待ってました!」と声が上がり、まさに鳥肌もの。
さらに、お三味線の演奏がまるでロックのように激しく、かっこよくて感動しました。
伝統芸能の中に、こんな熱が宿っているなんて…本当にすごい‼️
途中の休憩では、初めて3階のお食事処へ。
35分の休憩時間内で食べきるのがなかなか大変でしたが、それもまた歌舞伎座ならではの楽しみ方。
いつもはエスカレーター横の売店で買っている紅白のお餅入りたい焼きを食べていますが、今回は違った味わいを体験できました🍱

あぁ、夜の部も観たかったな…。実はこっそり、追加観劇を企んでいます(笑)
そして、来月の「八月納涼歌舞伎」では、大好きな七之助さんと玉三郎さんが出演されるとのことで、すでに心はそちらに飛んでおります…!🌙
一流の方々の舞台から学ぶことは、本当にたくさんあります。
そしてそのたびに、自分の未熟さにも打ちのめされます。
でも、それがまた次のステージへ向かうための糧になる。そう信じて、私も八月のコンサートに向けて、じっくり“インプットの時間”を楽しんでいこうと思います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。どうか皆さまも、お身体に気をつけて、よい一日をお過ごしくださいね🌿
また近いうちに😉
