マザーグース♪
- 吉田和夏
- 2月5日
- 読了時間: 3分
皆さまこんばんは、吉田和夏です♪
最強寒波の到来、ということで皆様のお住まいの地域はいかがでしょうか?
東京は相変わらず冬晴れのお天気で、雪の被害や心配がないというのは助かりますね(><)
皆さまの地域にも被害がありませんように。
最近、ある本を読んでいてなるほどー!と思ったことがありました。
アメリカやイギリスで知られる「マザーグース」について書かれた本です📕
マザーグースは、日本でいえばわらべうたの様な誰しもが歌ったことのあるような歌ですが、単に子供向けというよりブラックユーモアも含まれた様な不思議な面白さがありますね。
日本では大正時代に北原白秋がはじめて日本語訳を書いて以来、近年では谷川俊太郎さんなど多くの詩人が日本語にしてきたようです。
「Rain rain go away」(雨、雨行っちまえ)という歌があり、この歌の最後は「(雨は)スペインへ行っちまえ」と歌われます。
ずいぶん強烈な歌詞ですが、昔のイギリスとスペインの歴史的な背景があってこんな歌詞が書かれているそうです。
日本では「てるてる坊主」のように「明日天気にしておくれ」と「行っちまえ」ではなく、なんとも控えめな願望で歌われています。
どちらかというと日本では、雨乞いをする歌が各地にあり、それも稲作の文化があるからだろうと書かれていました。
私の故郷、山形にも雨乞いの歌があるようです。
「雨どんどん降って晴れれ
晴れぬどとどめてしまうぞ」
雨や台風の災害には昔から悩まされて来た日本ですが、稲作民族の私たちには同時に雨をありがたいもの、大事なものとして捉えてきた背景がある、とこの本にありました。
なるほど…
雨は憂鬱なものと思いがちですが、「♪雨雨降れ降れ 母さんが〜」など雨の童謡唱歌には優しさのようなものを感じるなぁと思いました☂️
本の最後に、日本の雨を最も美しい言葉で表した歌として「四季の雨」が紹介されていました。
「降るとも見えじ春の雨…」で始まるフォレスタでも何度も歌ってきた歌です。
確かに日本の四季、そして様々な雨の様子が表現された歌だと思います。
改めて大事に歌い継ぎたい歌の一つだと思いました✨
ところで、白秋はマザーグースについて、
「不思議で面白く、情けなくて、怒りたくて、笑いたくて、歌いたくなるもの」と説明したそうです。
一見悪ふざけの様なナンセンスな歌の面白さに白秋もハマっていたのかなぁなんて思いました。
こちらは、マザーグースを集めたCD💿

今夜はこちらを聞きながらそんな思いを巡らせたいと思います…☕️
それでは、寒さには充分気をつけてお過ごしください🧣
吉田和夏