みなさん!こんにちは!竹内直紀です😊
先日の大雪ですが、近畿地方にも多くの雪が降りました❄️特にJRも長時間止まってしまった大阪〜京都線は僕も割と使うので心配でしたが、大阪市内は結界でも張られているのではないかと噂されるほど、ほとんど雪は降らなかったです💦昨日今日は全国的にも晴れやかな日が多く温度も上がり、今度は雪の多い地方では雪崩など雪解けに気をつけてくださいとのニュースもありました。
さて、僕はここ数日、芦屋市民オペラさんのオペラ「カルメン」の稽古に参加しております。
阪神・淡路大震災からの復興のシンボルとして市民の為の市民による手作りオペラとして始まりましたが、今回はその趣旨に賛同し一緒に出演する大野隆くんと塩入功司くんも稽古に参加してくれています。
共演者や指揮者、演出家の方々との新たなご縁もいただき毎日元気に稽古に励んでいます💪
合唱やオーケストラはアマチュアの方々でそれぞれお仕事の合間を縫って一生懸命練習に励んでいます。決して大きなホールの豪華なセットでもないですが、みなさん熱い想いを持って頑張っています✨おかげさまでA組のチケットはあと残り数枚とほぼ完売となっています😭本当に嬉しいかぎりです!
さて、この「カルメン」という演目、日本でも1.2の人気を誇るオペラです。
ピンクレディの
♪わたしの名前は、カルメンで・す!♪
の歌詞でもお馴染みですね😆
それではせっかくなのであらすじをご紹介しますね!
(長いので知ってる方は飛ばしてください😅)
第1幕
★セビリアのタバコ工場前の広場
衛兵の伍長ホセ(竹内直紀)の許嫁ミカエラが、彼を訪ねてきます。
モラレスが「衛兵の交代の時間だから、彼はそろそろ来るよ。」と言いますが、ミカエラは「また戻ってくるわ。」と言って立ち去ります。
交代の時間になり、上司であるズニガ(大野隆)とホセが現れます。

そこへタバコ工場からカルメンが登場し、
ホセを挑発しながら、「私が惚れると危険だよ(ハバネラ)」と歌いあげます。
そしてホセに赤いバラを投げつけて去っていきます。
ホセは花を拾い上げ、カルメンの無礼な振る舞いに怒りながらも、彼女に惹かれ始めていきます。
ミカエラが戻ってきて、ホセの母からの手紙をホセに渡します。
ホセは故郷を懐かしみ、「お母さんの言う通り、ミカエラと結婚するよ。」と言います。
ミカエラが去ると、辺りが騒がしくなり女工たちが喧嘩を始めます。
上官ズニガ(大野隆)の命令で、ホセは首謀者の一人のカルメンを縄で縛ります。
しかしカルメンが「逃がしてよ。私に恋してるんでしょ?」「酒場で会おうよ」と誘惑すると、ホセは誘惑に負け縄を緩めます。
カルメンは縄を解きほどき、ホセを押し倒し逃げ去っていきます。
ホセは「逃亡を助けた罪」で逮捕されます。
【ここで僕は大野隆に殴られて1幕終了です😁】


第2幕
★セビリアの町外れの酒場
カルメンは、ジプシー仲間のフラスキータ、メルセデスと踊っています。
上官ズニガ(大野隆)は、カルメンに「ホセが今日出所した」と告げます。
そこに闘牛士エスカミーリョ(塩入功司)が現れ、「闘牛士の歌」を高らかに歌いあげます。
エスカミーリョはカルメンに一目惚れし、去っていきます。

【このエスカミーリョの闘牛士の歌があまり有名で華やかなのですべてこの歌に持っていかれてしまいます😆】
続いて密輸団のダンカイロ、レメンダードがカルメンたちを密輸団に勧誘します。
フラスキータ、メルセデスは話に乗るが、カルメンは「恋人に会う予定があるから行けない。」と言って断ります。
出所したホセがようやく現れ、カルメンとの再会を喜びます。
しかし「軍を呼ぶラッパの音」が聞こえると、ホセは帰ろうとします。
カルメンは「勝手にしろ!お前の愛はその程度か。」と怒ります。
ホセは赤い花を取り出して「違う。僕の身はあなたに捧げた。愛している!(花の歌)」と熱い想いを歌います。

【ホセの唯一のアリアです。闘牛士のような派手さはないですが、大変美しい歌です💪】
カルメンは「違う、お前は私を愛していない。」「愛しているのなら、一緒に密輸団に入れ」と返します。
ホセが「軍は捨てられない。脱走は出来ない!」「永遠にお別れだ。」とカルメンに話しているところに、上官ズニガ(大野隆)が現れます。
ズニガ(大野隆)はカルメンに「こんな身分の低い奴と恋愛しているのか?」と言い、ホセに「早く帰れ!」と命令します。
バカにされたホセは怒り、ズニガ(大野隆)と決闘となります。


そこに密輸団一味が現れ、ズニガ(大野隆)を締めあげます。
軍を裏切ったホセは仕方なしに密輸団に加わります。
【大野隆と決闘してしまい、山賊の仲間と なってしまい、ここから僕はどん底の人生へと転げ落ちていきます😱】
〜休憩〜
第3幕
★密輸団の基地
移り気のカルメンは、もうホセを愛していません。
フラスキータとメルセデスがカード占いをしていることろに、カルメンも参加します。
カルメンは何度も占いますが、カードはすべて「死」と予言されます。
カルメンはその不吉さを不気味に思います。
ミカエラがホセを探しに現れます。
そして「私がかつて愛した人は汚れてしまった。カルメンは危険だけど、私は恐れはしない。」とホセを連れ戻す決意を歌います。
【このアリアはカルメンの中ではハバネラや闘牛士に比べてそれほど有名ではないですが、ミカエラの健気さと強い意志を感じるとても素敵なアリアです。こんな素敵な幼馴染がいるのに、ホントにホセ(竹内直紀)のやつは!プンプン😤】
ホセは一人で見張り番をしています。
そして人影を見つけるので、銃を放ちます。
人影の正体は「カルメンを追ってきたエスカミーリョ(塩入功司)」でした。
恋のライバルであるホセとエスカミーリョ(塩入功司)は決闘を始めますが、途中で密輸団が止めに入ります。
【決闘の音楽、とってもカッコいいので僕は好きです😄】

エスカミーリョ(塩入功司)は「君たち全員を闘牛場に招待しよう。愛するカルメンも来てほしい。」と言い残し、去っていきます。
その時、物陰に隠れていたミカエラが見つかります。
ミカエラはホセに「あなたのお母さんが危篤です。田舎に帰ってきてください。」と告げます。ホセに冷めたカルメンも「行け!行け!」と言います。
ホセはカルメンに「待ってろよ!」と言い残し、母のもとへ去っていきます。
【真面目であるが故に、ホセは言うことを聞かないカルメンに暴力的になります。このオペラの中での1番のクライマックスシーンです】
第4幕
★セビリアの闘牛場前の広場
闘牛場の周りは人々で賑わっています。
そこにエスカミーリョ(塩入功司)がカルメンを連れて登場します。
エスカミーリョ(塩入功司)はカルメンに「愛している」と語り、闘牛場に消えていきます。
【いや〜ほんと塩ちゃんカッコいいんですよね〜稽古場でもあまりにぴったりの役に黄色い声が飛んでます😆】
フラスキータとメルセデスは、カルメンに「ホセが人混みの中に隠れているから気をつけて。」と忠告します。
カルメンのもとにホセが現れ、復縁を迫ります。
【もうホセは身も心もボロボロです、なりふり構わずカルメンに復縁を迫ります😭】
カルメンはそれを跳ね除け、ホセからもらった指輪を投げ捨てます。
ホセは嫉妬に狂い、カルメンを短刀で刺し殺します。
ホセが「愛するカルメン!」と叫ぶ中で、オペラが終わります。
【ラストシーン、いろいろな解釈がありますが、僕は実はカルメンも本当はホセのことが好きだったんじゃないかと思っています。最後に ホセの胸で死ぬことによって、
「私にとってはあなたが最後の人」
ただ次の人に惚れたからという軽い理由ではなくて、もっと深い何かがあるからこそたくさんの人々から愛される作品となっているのではないでしょうか。
これでいつまでもあなたと永遠にいられる。
そんな風に感じられてなりません。】
今回はフランス語ではなく日本語で歌われます。曲と曲との間も台詞ではなく、レチタティーヴォと言って、全ての言葉に音楽がつけられています。もともとはフランス語のイントネーションなのでそれに無理やり日本語を当てはめているので、違和感を感じることもありますが、作曲家のビゼー自らがつけた音楽を純粋に楽しんでもらえればと思います。
さらにはオーケストラもとても大きい編成ですので、日本語を聴き取れるには限界があります。でも先程のあらすじを知っていたら、充分に動きや表情でわかりますし、素敵な音楽に集中できるかなと思います。
フォレスタの本公演でもアンコールはマイクを外したオペラスタイルで1曲お届けしているので、いつかフォレスタのメンバーでハイライトでもいいのでやりたいなぁと思っています😊
オペラdeフォレスタ 略して
オペフォレ〜♪😆
それでは、
竹内直紀のお楽しみオペラ講座のお時間でした✨また何か面白い作品があればご紹介したいと思います。
それでは、またお逢いしましょう!
竹内直紀でした😊

先日、塩入くんと大阪では珍しい青森ラーメンのお店を発見しました🍜透き通ったまったくえぐみのない煮干しラーメンで心も体も温まりました😊