目に青葉、山ホトトギス、初鰹。新緑したたる好季節の到来です。
皆さま、いかがお過ごしですか。
谷原めぐみは今日も擬音語や擬態語を連発しつつ、元気に過ごしております。
私たちフォレスタは、関西ツアーがはじまりました。初日、5月16日は三重県松阪市です。読み方は「まつさか」です。プロ野球選手の松阪投手は「まつざか」ですが、地名は濁音ではありません。地元の方々は「まっさか」と濁らずに発音するという話も伺いました。
勉強になります。こういう事も、訪れて実感しないと知らずに過ごす事かもしれません。少しずつ少しずつ、知識を蓄えていける事にも感謝致します。
今日はフォレスタコンサートで歌われる歌の中から、私が最近特に共感を覚えている曲について書かせていただきたいと思います。
それは「大地讃頌」です。
言わずと知れた、合唱曲の代表とも言える作品です。♪母なる大地の懐に〜♪という言葉から始まるこの曲。私はこの一言がはじまる所から胸打たれる思いが致します。大地への限りない感謝と賛美が凝縮されていると感じます。
若い頃は都会に憧れて、何でも便利なビルのたくさん並ぶ街に行きたいと思っていましたが、今は「土への回帰と、人間の原点としての大地」という事を感じて仕方ありません。
私にとって歌うことは、大地に生きる自分を認識したり、自然の中で育まれていくものを実感することでもあるように感じています。だからこそ、コンサートでこの曲を歌うときに、感謝や畏敬の念で心が打ち震えるのだと思います。
「詩を語るうちに、歌が生まれた」常々感じている事です。
歌を歌うというよりも、表現したいことがあって、それを語ろうとするときに自然に音が生まれ歌になる。そんな流れを感じていただけると幸いです。
私は歌を歌っていると、その情景や心情が目の前に現れるように感じる瞬間があります。色や香りを感じる事もあります。願わくば、聞いている方にもそんな情景を思い浮かべていただけるような歌を歌いたいです。
今日は開催が初めての地でした。聞くところによると、8割くらいの方が初めてフォレスタコンサートに来たという事でした。
「ヘェ〜」「ほぉ」というお声も聞こえ、明るい笑い声や曲の終わりを待ちきれずに拍手してくださる事もあり、私達もますます張り切って歌わずにはいられませんでした。
「感動しました」「元気もらったよ」「また来るからね」「ええ声聞かせてもらったよ」
などという声を聞くと、心からホッとします。
そして、また新たな楽しみを感じていただくために、試行錯誤もしていかないといけないなあと思っております。
私もフォレスタのメンバーとして丸2年が経とうとしております。よい時期に加えていただいたことにプレッシャーも感じております。いつまでもヒヨコの顔をしていないで、何かしら私からもよいものを提案できるように勉強していきたいと思います。差し当たっては、次のシーズンまでの課題を具体的に掲げようと思います。
ジャジャーン!
「谷原めぐみの代表曲と言うものを生み出していく!」
なんとまあ、難しい課題を自ら掲げたものです。しかし、生みの苦しみを恐れていては前には進めないのも確かです。どうぞ叱咤激励、アイデア・アドバイスなどありましたら、遠慮なく言ってくださいませ。ヒントを与えてくださるのも嬉しいです。
本日の松阪公演、本当にありがとうございました。
暑い季節に向かいます。健康にはくれぐれもご留意くださいませ。
次は神戸に参ります!