4月24日は岡山県岡山市にて、コンサートでした♫
ご来場いただきましたお客様、応援いただきました皆様、ありがとうございます。
本日の伝言板は、ピアノチームより南雲彩がお届けいたします。
岡山シンフォニーホールは、中国地方を代表する素晴らしい音響のホールだそうです。
各地を回らせていただきますと、本当に様々なホールに出会うことが出来ます。
ピアノは、持ち運べませんから、一期一会です。
同じメーカーでも、同じサイズでも、こんなにも違うものかと思います。フォレスタサウンドを担う一員として、ピアノの違いに左右されずに音楽をお届け出来ますように、多くの方のお力を借りていますので、ご紹介させてください。
まずは、音楽監修の小泉雄三さん。
ご自身もピアニストでいらっしゃいますから、お客様の席でリハーサルから本番まで全て聴いてくださり、舞台との感覚を共有しています。
音が硬く聴こえる場合、私たちは和音を混ぜるように左右のバランスを調整したり、ペダルの踏み具合を変えたり、打鍵のスピードを落としたり、様々対応いたします。逆もそうです。
身体は一つですから、実際、お客様のもとへ届く時に、どのように音が届くのか、本当は自分で聴きたいのです!!客観的に聴いていただけることは、大きな指針になります。
頼りに頼っている存在です。
そして、音響のスタッフさん、チーフの藤原さんと、桜庭さん。マイクを使い、演奏する私たちの生命線とも言える心強いパートナーと言える方々です。
些細な感覚も、専門的な知識で助けてくださり、ピアノのコンディションすらも見抜いてしまうエキスパートです!
感覚的なことを伝えるのも、作るのも、本当に難しいのですが、職人さんのような素晴らしい方に出会えて、宝物と思います。
そしてそして、ピアノチームの石川和男さんです。百戦錬磨の経験で、多くの事を教えてくださいます!学ばせていただいております。
たくさんありますが、中でも最近1番感動したことがあります。ペダルの使い分けが素晴らしく、すごく細かい話なのですが(笑)伝えたい!!!!!!!!
コンサートで使用するグラントピアノは通常3本のペダルが付いています。今日の話は右のダンパーペダル(ラウドペダル、とも言います)の事です。
ダンパーペダルを踏みますと、音が長く持続しますし、その音に重ねて次の音を弾くことが出来ます。美しく、優しく繋がるように弾く時にも必要になります。ただ、気を付けて踏みかえをしないと、前の音が残って濁ってしまうこともあるのです。
このあいだ「宇宙戦艦ヤマト」の、とある部分で、わざと濁らせてペダルを踏んだ所があり、その効果的なことたるや(*´∀`)♪
ペダルの特性を生かし、デメリットをメリットにする技にしびれました。
ぜひコンサート会場で、聴いていただきたいです!
舞台に立たせていただくのは、私たちですが、支えてくださる多くの力があること、改めて幸せに思います。大手まんじゅう、美味しかったです!岡山県また伺えますように。