みなさま、いつも応援ありがとうございます!
本日の伝言板担当は、ピアノチームより、南雲彩です。よろしくお願いいたします。m(_ _)m
3月12日は、静岡県裾野市にてコンサートでした。お天気は、快晴!壮大な富士山を見ながら会場入りさせていただきましたよ。
日頃、東京で目にしている大きさとは異なり、やはり実際に訪れて感じることは大切、と改めて学んでいます。エネルギーをいっぱいもらいました!
コンサート会場のピアノは、慣れた自分の家のピアノを持ち運ぶことが出来ませんので(笑)会場にあるピアノを使わせていただきます。様々なピアノに出会います。コンディションも、音も、タッチも、全て違いますから、この出会いを楽しみたいと思っています。
それでも、ほとんどの会場のピアノがフルコンサートグランドピアノです!通称フルコン。ご存知ですか?
コンサートで使われることを前提に開発されたグランドピアノなんです。奥行き、と言いますか、長さが長いのです!全長約274センチもあるんです。(型により異なります)
そもそも、ピアノには、グランドピアノとアップライトピアノの2種類あります。この違いは、明確で、メカニズムが全然違うのです!!!
縦型のピアノ、アップライトは、鍵盤に対して垂直方向に弦を打つアクション構造です。同じ音を続けて弾く場合、鍵盤を確実に元の高さまで戻さないと、次の音が鳴りません。(構造上、1秒間に7回の打鍵が可能)
横型のピアノ、グランドピアノは、鍵盤に対して平行に弦を張っていますから、鍵盤を全部戻さなくても、次の音を出すことが出来ます。(1秒間に14回の打鍵が可能)
じゃ、同じグランドピアノなのに、フルコンだと何が違うの?と、思った方々!!!
お答えしましょーーー。
まず、弦の長さが長くなるので、低音の響きが豊かになります。コーラスを支えるには、低音はとても大切なので、これだけで助けられます。
さらには、音の減衰時間が長くなります。ピアノは、一度ポーン!と弾くと、音は小さくなるしかありません。音が保たれることは、幸せです。
まだありますよ!弦の振動を共鳴させて、増幅する響板の面積も広くなりますから、音量も普通サイズのピアノよりも、大きく出ます!
良いことばかりです。その分、お高いです(笑)(〃ω〃)
素晴らしいピアノが、日本の各地のホールにあることも、誇るべきことですよね。この一期一会に感謝しながら、演奏させていただきます。
どんなコンディションでも、素晴らしく届けてくださる音響のスタッフさん、そして実際にどのように会場の皆様に届いているのか、リハーサルでアドバイスしてくれるメンバーや小泉さん、心強い方々に恵まれています。
ぜひ、フルコンのサイズや音色にも注目してみてくださいね。コンサート会場でお待ちしています。
本日は、石川和男さんと南雲の2人でのピアノチームでした。ドキドキしてたのですが、横山カメラマンの写真は、とっても楽しそうです。見守ってくださる小泉さんのお姿も大サービス!
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