香りが運ぶ記憶🍃
- 山本将生

- 10月20日
- 読了時間: 2分
皆様こんばんは!
山本将生です!
暑かった日々も過ぎ去り、街を歩いていると、あちこちで金木犀が咲いているのを見かける季節になってまいりました。
この香りがすると、「ああ、今年もこの季節が来たな」と感じます。
実家の庭にも金木犀の木があり、小さい頃からその香りがすると秋を実感していました。
なんだかんだで、毎年の楽しみのひとつです。
さて、フォレスタに入ってからというもの、少しでも“昭和”を知るために、昭和の香り漂う場所を探して歩くのがひとつの趣味になりつつあります。
そんな中、昭和らしさが色濃く残ると聞いて、新橋へ降り立ってみました。
駅前にある「ニュー新橋ビル」は、これまで中に入ったことがなかったのですが、昭和の空気が今も残る独特の建物でした。
サラリーマンの聖地と呼ばれる新橋らしく、ビルの中には疲れを癒やすマッサージ店や、仕事帰りにふらりと立ち寄れそうな居酒屋が多く並んでいます。
外観からは想像できませんでしたが、このビルは1971年に建てられた戦後初の再開発ビルとのこと。まるで、時代の移ろいをゆっくり受け止めながら生きてきたような雰囲気が漂っていました。
せっかく訪れたので、今回は二つのお店に立ち寄ってみました。
まずはビルの一角にある小さなゲームセンター。
中には、昔遊んだ記憶のある古いUFOキャッチャーや格闘ゲーム、麻雀ゲームなどがずらり。
レトロな音とネオンに包まれていると、まるで時間が少しだけ巻き戻ったような感覚になります。
そしてビル内を歩き回り、疲れ果ててたどり着いたのが地下の喫茶店。
照明の柔らかさや木目の内装がなんともレトロで、散策後の休憩にはぴったりの場所でした。
短い時間でしたが、まるで昭和の時間に紛れ込んだような、不思議な心地よさがありました。
そんなニュー新橋ビル、2023年に新しいビルに生まれ変わる予定だったそうですが、再開発の時期は延期となり、解体が2028年頃に行われる見込みだそうです。
ブログをご覧の皆さまの中にも、このビルで過ごされた思い出をお持ちの方がいらっしゃるのではないでしょうか。
新しいビルに変わるまでに、あの頃の“香り”を感じに訪れてみるのも素敵かもしれません。
金木犀の香りが秋を運ぶように、昭和の香りもまた、記憶の中にある温かな時間を呼び起こしてくれます。
過ぎ去った時代の匂いに耳を澄ませるような――そんな小さな旅を、これからも続けていきたいと思います。
以上、山本将生でした🍂







