皆様こんにちは、大野 隆です。
フォレスタ新春コンサートを終え、今は地元島根県浜田市でのニューイヤーコンサートのため帰省しております。
新春コンサートではたくさんの皆様にご寄付を賜りましたこと、心より御礼申し上げます。
詳細のご報告は、以下をご覧いただけますと幸いです。
このような厳しい状況の中、音楽の世界に身を置き、コンサートをさせていただくことの可否を自問することもありますが、以前自分の恩師がおっしゃってくださった、
「大変な時に表現の場を無くしてしまうことが応援することではない、音楽しかできないのであれば、それを通じて何ができるかを考えることが大切だ」
という言葉を思い出して、勇気をいただいています。
そして竹内君も触れておりましたが、年末年始にかけてたくさんの著名人の方の訃報が続きました。
フォレスタでもたくさんの曲を歌わせていただいている谷村新司さん。
昨年のコンサートではオープニングが「いい日旅立ち」エンディングが「昴」でした。
八代亜紀さんは一度だけ収録スタジオでご挨拶させていただいたことがありますが、とても穏やかで優しく、柔らかい空気に包まれた方でした。「舟唄」は子供の頃、母がよく鼻歌で歌っていた思い出があります。
KANさんは自分の青春時代に大活躍されていた方で、地元浜田市にも来てくださったことがあり、友人とコンサートを見に行きました。
小金沢昇司さんは、ご自身がパーソナリティーを務められるラジオにゲストで出演させていただいた事もあります。
終始穏やかで気さく、緊張している自分をとても気遣ってくださいました。
他にも、もんたよしのりさん、大橋純子さん、冠 二郎さん、中村メイコさん、他小さい頃からよく知っている皆様が旅立たれたのはとても淋しいことですが、改めて今を全力で歩むことの大切さを感じております。
冒頭で触れた通り、現在は浜田市ニューイヤーコンサートのために毎日ホールでの打ち合わせや段取り、音楽合わせに通っております。
故郷で歌わせていただけることに感謝し、明日の本番に向け、悔いのないよう精一杯準備をしたいと思います。
毎年お呼びいただいているこのニューイヤーコンサート、昨年はフォレスタメンバーもお呼びいただきました。
今年は浜田市出身の音楽家や、浜田市に縁のある皆様が一堂に会してのコンサートです。
第一部は、それぞれの皆さんの演奏、第二部は竹内君制作の台本で、一緒に構成演出をさせていただき、出演者全員での創作オペラをお届けいたします。
今回は、贅沢に石見神楽の皆様とのコラボも実現。
「舞姫」と名付けられた女性のみで構成される社中ですが、とてもダイナミックで、エネルギッシュな動きとリズムに圧倒されております。
石見神楽の目玉である「ヤマタノオロチ」も登場。

一体一体が凄まじい重さのため大変な体力を使うかと思いますが、皆さん汗だくで熱演されていました。
こちらは練習風景のため、まだ頭の部分をつけずに場当たりです。

子供の頃から親しんできた神楽ですが、こんなに大変な動きで演じられていたのかと、驚くばかりです。

ちなみに頭の部分は

すごい形相です。
小学生の頃から、お祭りと言えば、必ずこの神楽が演じられました。
今でも、このお囃子のリズムと音楽を聴くと、子供ながらにワクワクしていた気持ちを思い出します。
本日は出演者の皆様との最終リハーサル。
明日の本番に向けて、全力を尽くしたいと思います。