皆さまこんにちは、吉田和夏です♪
湿度の高い暑さが続いておりますが、お元気でお過ごしでしょうか?
蒸し暑い割にはギラギラした夏らしい太陽の熱をあまり感じない夏でしたね(><)
さて、今日は、この夏読んでいた本を…
なかにし礼さんと阿久悠さんの著書です。 お二人とも数々のヒット歌謡曲を生み出したあまりに有名な作詞家ですね❗️ なかにし礼さんの方はご自身が学生時代から傾倒してきたクラシック音楽への思いや思い出を、音楽家との交流や貴重な体験とともに綴られています。 「クラシック音楽の評論家」では無く、なかにしさんの目線、ただ純粋に音楽が好きというものが伝わってきて、こんな言い方もアレですけど「オタク」が「推し」を語る様な熱量を所々に感じられて読んでいて楽しく、またそこに本人の自伝的な振り返りもあり、今となっては成功者としてしか映らない方にも報われない時代、挫折と葛藤があったのだと思いました。 昨年、残念ながらお亡くなりになられて、リアルタイムでの歌謡曲全盛期も知らない私は晩年のワイドショーのコメンテイターとしての印象がむしろ強かったのですが、大好きな音楽を綴ったこの本を通してこの方のほんの一部だけでも垣間見れた様に思います。 阿久悠さんの本、こちらも自伝的な歴史を交えながら戦後の時代からの歌の数々をご自身の視点から語っています。 (こちらの本に、なかにし礼さんのお名前が出てくることもあり、同時に2冊読んでいた私は1人おぉー、と地味に感動しました✨) ご本人が自身の作品について書かれたものももちろんあって、例えば都はるみさんの「北の宿から」は発売当初「♪女心の未練でしょうか〜」と「か」を入れて気持ち良さそうに歌う人が多かったそうです🎤笑(声楽的にも「か」と言った方が張り上げやすい、と。わかる気がする…) でも、これは企みがあっての「未練でしょう」。 ー「か」が付くのと付かないのでは主人公の自立心がまるで違ってくる。前者は誰かに向かって答えを求めているのに対して、後者は自身が捨てきれない未練を嫌がっている。そのくらい違ってくる。べしょべしょと泣き明かしてもこの女性はきっと翌日、自分の考えでどこかへ行くに違いない(一部抜粋)ー なるほど、なるほど。 急に歌の中の主人公が立体的に見える気がしませんか? 作詞家の方の意図を100%、聴衆が理解することはないのかもしれませんが、こうやって作り手本人の込めた思いを知ると何倍もリアルに感じ取れる気がします。 フォレスタに入るまでは私自身、歌謡曲にこんなに触れるとは思いもしませんでした…! まだまだ知らない曲の方が多いですが、こうやって当時の背景に少しでも触れることが出来るのは面白いです✨ どちらも軽快な文章が心地よく、夏休みに読むにはぴったりの本でした😌 さて、お知らせが出ましたが、9月17日の配信コンサートは私も参加させて頂きます。 ゲストに小泉雄三さん、石川牧子さんをお迎えして貴重なお二人のトークもあり、私も非常に楽しみです❗️ そしてそして、小泉さんと共演させて頂く曲もあって、こんな機会はありませんから気合を入れて参りたいと思います😆 月がテーマにもなっているコンサートです🌕 皆さまとお月見をする様に楽しい一夜になればと思います。 どうぞよろしくお願い致します🙇♂️