みなさん!こんにちは!竹内直紀です!
さて、本日は何を書きましょうか…
これまで、近況報告、海や山などの風景、大好きな食べ物…いろいろとご紹介しましたが、だんだんとネタが尽きていることも事実😅
以前、ご当地ソングのお話もしましたが、世の中にはまだまだ隠された名曲もたくさんあります。
本日はやはり本職「歌」について語りたいと思います。
数十年前に、日本歌曲の講習会で日本歌曲に造詣が深く、その普及に多大な貢献をされた
畑中良輔先生の講習会を受講したことがあります。
畑中先生は大正11年生まれ、実際にバリトン歌手としてオペラの舞台やドイツ歌曲の分野でも活躍していましたが、音楽教育にも力を注ぎ、数多くの優れた声楽家が育ちました。ことばを礎にした歌唱の大切さを唱え,日本の歌曲の普及に多大なる成果を残しました。
その畑中先生に講習会が終わった後に、先生の書いた本にサインをしていただきました。
そこには一言
「歌は心、心は歌」
と書かれてありました。
歌は心、その人の心が歌に出る、だからまずは心を磨きなさい。そう仰ってくれました。
もちろん、クラシックの世界では専門的な技術を学ぶ必要があり、その為に音楽大学に行き、その技術を修得するのに何十年と努力をするのですが、いつのまにかそればかりに囚われてしまうことも多々あるのです。
畑中先生のそのお言葉はまだ若かった自分にとって、かけがえのないものになりました。
もちろん、心を磨きなさいと言われて、はい!わかりました!なんてすぐにできるものではありません。いまだにラーメンの焼豚が少なかったら、ムムッなんて思ったりすることもあります(う〜ん器が小さい😅)
でも、最近よくこの言葉が頭に浮かびます。
今現在、様々な問題を抱えています。
地球温暖化や環境問題、ネットでの誹謗中傷やいじめ問題、そしてこのコロナ禍等、それらにより、人と人との関係がこれまでよりさらに希薄になっているような、そんな感じもいたします。
けれども音楽は誰一人隔てることなく、人々の心の中に降り注ぎます。
「音楽は世界共通語」そんな言葉があるように、本当に今必要なものはいったいなんだろうと考えさせられます。
そんな時、大好きな歌を聴きます。
大好きな歌はたくさんありますが、最後にそんな歌の一つをご紹介して終わりたいと思います。
今ではほとんど歌われることがないのですが、森の歌コンサートで第1回テノール三昧の時に歌いましたラジオ歌謡です。
「忘れていたよ」中西和夫 作詞、乗松明広 作曲
忘れていたよ 長いこと
しみじみ空をみることを
空の青さをみていれば
苦しみも 哀しみも
消えて静かに
雲がゆく
忘れていたよ 長いこと
しみじみ月をみることを
明るい月をみていれば
苦しみも 哀しみも
消えて静かに
風が吹く
忘れていたよ 長いこと
しみじみ花をみることを
野に咲く花をみていれば
苦しみも 哀しみも
消えて静かに
虫が鳴く