みなさまおばんです。(←福島弁)
今年は福島に帰れそうにないので、聞く機会がないなぁと思い使ってみました。(^^)
それで去年帰った時の写真を漁っていましたら、綺麗な写真が出てきました。

裏磐梯の「三湖パラダイス」というところです。また訪れたいです。
それにしても暑い日が続きますね。梅雨明けから1週間ちょっとで早くも立秋。なかなかついていけません。
以前、「台風発生数の統計から今年は冷夏になるかも」などというニュースを目にして、もしそうなったらこの大打撃のときに米や野菜の値段も上がり大変なことになるのでは…と心配しましたが、これは杞憂に終わりそうですね。。。
作物には必要な暑さではありますが、みなさまはくれぐれも熱中症にご注意くださいね。
さて、今回の受け売り音楽小咄は、、、
ラ・カンパネラなど超絶技巧の曲を数多く残し「ピアノの魔術師」として名を馳せたフランツ=リストですが、当時はアイドル並みの人気を誇っていたそうで、8年間で1000回にも及ぶリサイタルを開催したという記録が残っているようです。
そもそもそれまでは「ピアノリサイタル」というイベント自体が存在しなかった時代。リストも駆け出しのころは苦労があったようで…ドイツのある小さな街で日を開けて2回のリサイタルを開いたときのこと。
1回目の演奏会で舞台に登るとお客さんは十数人。失望を押し隠してリストは、
「本日は少々寒々としておりますので、よろしければ私の滞在しているホテルにいらっしゃいませんか。優秀なピアノもありますので、心地よくお聴きいただけることと思います」
と呼びかけ、ホテルで豪華なディナーとシャンパンを振る舞い、精魂込めて夜半過ぎまで演奏したそうです。
お客さんの喜びは大変なものだったようで、街では大ニュース!あっという間に次回公演のチケットは売り切れ、満員御礼。それでリストは1回目の赤字を回収したそうです。
この機転、なんとも恐れ入ります。
ただ、2回目の演奏会も最高の演奏だったにもかかわらず、中には多少の不満を抱いて帰ったお客さんもいたようです。演奏以外のものを期待したのですね。(笑)
ちなみにリストの演奏会では、ピアノが彼の激しい演奏に耐えられず壊れることが多かったとか。ステージには3台ほど楽器を並べて、壊れると交換して演奏を続行したそうです。そんな中、壊れずに耐え抜き有名になったピアノが「ベーゼンドルファー」というオーストリアのメーカーのもの。
今なお「スタインウェイ」「ベヒシュタイン」と並んで世界三大ピアノブランドと称されています。
ピアノについてこれ以上書くと止まらなくなりそうですので、このへんで…。

この写真は昨年9月に伺った長崎ブリックホールで、ピアノの中から客席を映したもの。
6日の広島とともに、長崎へ祈りを込めて。