ウナサレ・ディ・テンポ
- 石川和男
- 6月21日
- 読了時間: 2分
こんばんは。
1週間前になりますが、サロンドフォレスタコンサートシリーズin田町にお越しの皆さま、ありがとうございました。
メンバー3人それぞれの魅力を感じていただけていたら嬉しいです。

いろいろ伴奏を変えたり音を足したりした曲たちも幸い効果的に運び、何よりでした。
タイトルの件、「ウナセラディ東京」とはなんの関係もなく、
、、、テンポにうなされています(笑)
クラシックや芸術歌曲などは歌手のブレスに時間を取って合わせたり、表現上のテンポの伸び縮みに合わせますが、歌謡曲の場合は指定のテンポをずっとキープすることが重要です。
舞台やスタジオでメンバーと距離があると歌が遅れて聴こえてくるので、
「ピアノが速すぎるのかな?遅くしたいのかな?」
などと歌に合わせて弾いているとそれはもうピアノが遅れて届いてしまいます。衛星中継のようですね(笑)。
歌を待たずに一歩先を予測して声より先に音を出す感覚で弾かないとならないのはいつまで経っても難しく、頼りになるのは

iPhoneのメトロノームアプリです。
稽古の時は音を消してつけっぱなしにして見ながら曲ごとのテンポを体に叩き込み、
本番や、いつ何時弾いてもそのテンポが「当たり前」になるのが理想です。
武蔵野音大の小池ちとせ教授が
「伴奏は予感の芸術」
と仰っていましたが、ジャンルを問わず本当に永遠の課題のように思います(笑)
さて、来週月曜にはサロンドフォレスタコンサシリーズ「華のトリオ」が迫っていますね。
8/23からのフォレスタコンサートに向けても準備が始まっております。
…梅雨は戻ってくるのでしょうかね。暑さを乗り切り、お元気でお会いいたしましょう!
話は変わりまして、こちらは100年以上前の自動演奏ピアノ。主に無声映画にBGMを付けるために製造されたようです。
「ピアノ」の部分の演奏は穴の空いた紙のロールシートが読み取られ再生されていますが、
いわゆる鳴り物の紐を引くのに大忙しですね(笑)。これは一応、、、「ピアノを演奏している」というのでしょうか、、、?