みなさん!こんにちは!竹内直紀です。
本日は2024年1月4日
令和6年
平成だと36年、昭和だと99年…
短いようで長いような、長いようで短いような
まずは能登地方を震源とする大規模地震により犠牲となられた方々に心よりお悔み申し上げます。そして被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
珠洲市は2年前に私事で数日滞在し、各小学校を訪れ、その土地の人たちと触れ合った思い出深い場所。被災地域のみなさまの安全確保、そして一日も早い復旧・復興を心よりお祈り申し上げます。
現在も被災地では余震が断続的に発生しており、ありふれた日常の中で、あらためて予期せぬ災害と常に隣り合わせであるということを今、再認識しています。
2024年は
「歌」あってのフォレスタ、「音楽」あっての自分、これからも多くの方に「癒しと活力」を感じてもらえるように「心の豊かさ」を忘れずに、あたりまえが一番の幸せと思えるよう一日一日を大切に過ごしたいと思います。
さて、
昨年の『フォレスタコンサート ~リクエストスペシャル~ in 文京』で堂々の第1位となったのは、谷村新司さんの「群青」
この歌は映画『連合艦隊』の主題歌となり、やるせない追憶と哀しみを静かに、時には湧き上がる心の慟哭を見事に表現しています。
2024年の最初の伝言板では
もう一つの「群青」をご紹介したいと思います。
「群青」
作詞 福島県南相馬市立小高中学校 平成24年度卒業生
作曲 小田美樹(福島県南相馬市立小高中学校 教諭)
この歌は、震災を体験した小高中学校の先輩方と当時の音楽の先生が、震災によって友人を失ってしまった悲しみと、原発事故によって全国に離ればなれになった仲間を想い、作ったものです。
その学年の生徒は106名いたのですが、2人は津波の犠牲になり、97人が避難のために離れて行ったそうです。
残った生徒はわずか7名。
あの日以来、歌が歌えなくなった生徒たちの授業を受け持っていた先生が、学校を離れた生徒がどこにいるのか把握するため、大きな日本地図に生徒の顔写真を貼り付けていると、生徒たちが口々に「遠いね」「どうやったら行けるの」「○○さんはどうしているだろう」「でも、この地図の上の空はつながってるね」など、口々につぶやき出したそうです。
その日から先生は生徒達のつぶやきを拾い、綴っていきました。
その生徒達の声をつなぎ合わせて歌詞が出来上がり、それに小田美樹先生が曲をつけて出来上がったのが「群青」です。
このもう一つの「群青」も、いつかフォレスタで歌ってみたいと思う曲です。
歌詞の中の
「当たり前が幸せと知った」
この言葉が心に突き刺さります。
2024年
皆さまにとって良き年となりますように
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
竹内直紀
「群青」
作詞 福島県南相馬市立小高中学校 平成24年度卒業生
作曲 小田美樹(福島県南相馬市立小高中学校 教諭)
ああ あの街で生まれて君と出会い
たくさんの想い抱いて 一緒に時を過ごしたね
今旅立つ日 見える景色は違っても
遠い場所で 君も同じ空
きっと見上げてるはず
「またね」と手を振るけど
明日も会えるのかな
遠ざかる 君の笑顔今でも忘れない
あの日見た夕日 あの日見た花火
いつでも君がいたね
当たり前が幸せと知った
自転車をこいで 君と行った海
鮮やかな記憶が
目を閉じれば 群青に染まる
あれから二年の日が 僕らの中を過ぎて
三月の風に吹かれ 君を今でも想う
響けこの歌声
響け遠くまでも あの空の彼方へも
大切な全てに届け
涙のあとにも 見上げた夜空に
希望が光ってるよ
僕らを待つ群青の街で
ああ
きっとまた会おう
あの街で会おう 僕らの約束は
消えはしない 群青の絆
また 会おう
群青の街で