吉田和夏

2022年5月4日

ゴールデンウィーク

皆さまこんにちは、牡牛座の吉田和夏です♪

(昨日の万里子さんのお写真にお邪魔しました)

今年のゴールデンウィーク、皆さまいかがお過ごしでしょうか?🍀

私は他のメンバーのブログにもあります通り、今週は新しいCDの録音があるのでアレコレ忙しく過ぎていますが、今日は午後ぽっかり空いてオフになりましたので、何をしようかな…と🤔

久しぶりにお天気もよかったので外に出かける人も多かった様ですが、早めに帰宅してのんびりすることにしました😌

最近読み始めた日本文学研究者のドナルド・キーンさんが新聞に連載していたもの。

面白いのでご紹介します📖

日本人に帰化された2012年(その時、90歳)に始まり2019年にお亡くなりになるまで続いたそうです。

日本国籍を取得された時に、

「外国人の時はお客さんなので遠慮したが、日本人なのだから言いたいことを言う」と仰ったことがきっかけだそうです。

最初の内容は2012年、大阪で伝統芸能「文楽」に対して補助金の削減騒動があり、キーンさんが文楽の面白さを知らずに進めようとした行政に対して「文楽は日本が世界に誇る文化」と当時の府のリーダーに問題提起しています。

恥ずかしながら、ドナルド・キーンという方が日本文学研究者でアメリカ人でありながら帰化された、ということ以外、どんなことをされてきたのか正直知りませんでした💦

ご存命中、TVで時々お見かけしたキーンさんはもちろん日本語ペラペラでしたが、日本語を初めて習ったのが米海軍語学学校。入学当初、全く話せなかったのに11ヶ月後には総代として日本語で告別の辞を述べる程だったそうです😲(ビックリ❗️)

大戦中、キーンさんの最初に受けた指令が「回収した日本軍の文書の翻訳」。

その中で日本兵が綴った日記を目にし、最初は検閲があった為に戦意高揚の言葉ばかりだったのに、状況が悪化するにつれ、隠してきた死への恐怖、望郷の念、家族への思いが綴られており、その中には英語で「戦争が終わったら家族に届けてほしい」と書かれたものがあったそうです。

(この日記を持ち主の家族に届ける為、隠し持っていたが没収され、そのことがずっと気になっている、とありました)

日記の持ち主達の言葉に感銘を受け「初めて心通わせた日本人達だった」と記しています。

武器を持たず語学士官だったキーンさんは組織の中で見下され色々な思いを持っていた様です。

当時は敵国だった日本。

戦争という状況下で相手国の兵士の押し殺してきた心の言葉、本心に心動かされたことがよく分かりました。

戦争は国どうしの争いですが、人どうしではないのですよね…

誰も望まない、悲惨な結果しか招かない争いを繰り返している現実。

今の世界状況とも重なり、思わず涙が出てくる場面でした。

ご自身の経験から戦争のことも出てきますが、交流のあった三島由紀夫、川端康成、司馬遼太郎…などなど驚きの人脈です。

まだ全部読み終わっていませんが、このゴールデンウィーク中に読み進めてみようと思います✨

それでは、皆さまも良い連休をお過ごしください🌼

お元気で。

吉田和夏

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